先日開催された、エブリーのOMO事業部主催としては初となる社内イベント「第1回 OMO Meetup」。本イベントを主催したOMO事業部でマーケティングを担当する二人に開催の狙いや今後の展開について話を聞きました。
平原:この秋に、DELISH KITCHENで広告事業を担っていた「マーケティングソリューションズ」と、小売向けのサービスを提供していた「リテールソリューションズ」が統合して「OMO」という事業組織に変わり、対メーカーだけでなく小売まで領域を広げた複合的なソリューションの提供に挑戦する組織となりました。オンラインとオフラインの垣根なく様々なチャネルの中で、ユーザーの方々にとって必要とされる瞬間に、必要とされる情報を届けていきたいと考えています。
取引先の方々に対しての課題としては、まずは事業部名にもなっている「OMOとは何か」という概念の浸透です。また、メーカーや小売の方々とは一緒に事業を推進していくパートナーなので、「DELISH KITCHENが何を目指していくのか」という方向性に共感いただけるかというところだと思っています。それを踏まえて、今回のイベントの目的は以下の3つを設定していました。
平原:まず、OMO事業部長の鵜飼から「OMOとは何か」、概念の浸透と共感を深めていただくためのプレゼンテーションを設けました。
OMOが浸透していく背景には、5Gという大きな技術革新による人々の暮らしやビジネスの変化があると考えています。情報技術の革新によってどんな体験が可能となるのか、イメージ動画を織り交ぜたり、日本よりもOMOが進んでいる中国の事例も絡めながら、より具体的なイメージが湧きやすいよう工夫しました。
共感の醸成には、伊藤忠食品株式会社の星氏とのトークセッションを企画しました。今後はモノやサービスの提供がO2O(Online to Offline)からOMO(Online Merges with Offline)にシフトしていくということと、その中でDELISH KITCHENが目指すユーザー体験がどのように変化するのかを語ってもらいました。
さらに、イベント会場では実際に店頭サイネージの展示やパネルの提示も行い、メーカー、流通・小売の方々にDELISH KITCHENが提供しているリテールサポートプログラムの一部をご覧いただけるようにしました。
小林:トークセッションのあとは、DELISH KITCHENとメーカーさんとのタイアップレシピ動画メニューの試食会を実施しました。やはりDELISH KITCHENの最大の魅力は、食に関するプロフェッショナルであるフードスタイリスト考案ならではのレシピだと思います。取引先の方々にDELISH KITCHENのファンになってもらうためには、実際に食べて美味しさを実感いただくのが1番だと思い、試食会の実施を提案しました。
DELISH KITCHENのファン化については、社員向けにアンケートを取った結果、「取引先との距離が近づいたように感じた」と答えた営業担当が多数でした。継続して実施することでファンになっていただくことも期待できると思います。
平原:来年もこうしたリアルイベントは企画していきたいと考えています。オンラインのレシピ動画メディアのイメージが強い中で、オフラインでの接点を増やしていくことによって、よりDELISH KITCHENの良さや新機能などを体感していただきたいと思っています。
小林:実は次回イベントの開催に向けて、すでに動き始めています!今回は食品メーカーや広告代理店の方がメインだったので、今後は流通・小売の方々向けのイベントも企画していきたいと考えています。
平原:また、社内の別サービスもオフライン領域との親和性が高いと思いますので、いずれは一緒にイベントを行えたらいいですね。
平原:OMO事業部のマーケティングチームとしては、取引先に対するマーケティングがメインミッションにはなりますが、最も忘れてはならないことは取引先の方々もDELISH KITCHENのユーザーの一人だということです。オンラインでもオフラインでも役立つ情報を提供し、繋がりを持ち続けられることで、DELISH KITCHENのファンになっていただければ、取引も自ずと増えていくと思っています。
また、今回イベントの企画・運営を担当したのは、インターンである小林さんと私の2名体制でした。小林さんには学業とも両立しながら、全体のスケジューリングやタスク管理・セッションの内容統轄から取引先とのやり取りまで、重要な役割を大部分担ってもらいながら進めていきました。
小林:今回イベントの詳細が確定してから、本番までの期間が約3週間程でした。営業日で考えるとスケジュールがなくバタバタでしたが、そんな中でも集客面では、各営業担当に呼び込みのリマインドを欠かさず行った結果、2日間で80名を超える合計参加者数を達成することができました!また、最初のうちは平原さんにアドバイスをもらいながら作業していましたが、業務をこなすうちに自分で判断して進められるようになったことは、自信に繋がりました。
平原:こういったインターンが活躍できる事例が作れたのも社内的には良かったなと思います。今後も、シンプルにどうしたら役立つ情報が提供できるのか、それはオンラインが良いのか、オフラインが良いのかを考え、ファンになっていただけるのかを主軸に置いて施策をどんどん打っていきたいと思います!
株式会社エブリーは『動画を通じて世界をもっと楽しく、もっと充実した毎日に』をモットーに、動画の制作・配信を行い、新しい動画体験を多くの人々にお届けしています。