エブリーは、「動画を通じてもっと楽しく、もっと充実した毎日に」をモットーに、DELISH KITCHEN、KALOS、MAMADAYS、TIMELINEの4つの動画メディアを通して、幅広いジャンルの動画を月間4,400万人以上にお届けしています。さらに、今年8月初旬にライブコマースアプリ「CHECK」をリリースするなど、新たにライブコマースの分野でも事業を本格的にスタートさせました。そんな中、エブリーは執行役員制度を導入し、これまで以上に迅速な意思決定と競争力の強化を目指しています。
そこで、今回は新取締役兼CTO/ライフスタイルカンパニー長の梶原に今後の事業展開や開発への思いなど語ってもらいました。
取締役 CTO 兼 ライフスタイルカンパニー長 梶原 大輔
2006年4月、ヤフー株式会社に入社。2007年2月、グリー株式会社に入社後、エンジニアとしてゲーム・インフラ・技術基盤の開発に従事、 2014年より同社執行役員に就任し、インフラストラクチャ本部長、開発本部長を歴任。2016年より複数の子会社の代表取締役・取締役として新規事業の立ち上げを行う。2017年同社退社後、10社以上の企業の社外取締役・技術顧問・出資支援を行いスタートアップ企業の成長支援に携わる。2018年5月、株式会社エブリーに入社。
ーー取締役兼ライフスタイルカンパニー長/CTO
私は、大学院で分散アルゴリズムやIPv6の研究を行い、2006年に新卒でヤフーに入社しました。ヤフーでは、純粋なエンジニアとしてサーバーサイドを手がけていました。
2007年、当時まだ30人程度の規模だったグリー株式会社にエンジニアとして入社しました。在籍していた10年ほどの間にさまざまな経験をさせていただき、最後の約2年間はゲーム以外の新規事業の立ち上げや子会社の運営などを手がけていました。
グリーを退職してから約1年間、社外取締役や技術顧問に就任させていただくことや出資などを通じて10社以上のスタートアップの支援をしていました。顧問をしていた先は、教育系や人材系、物流、EC系など、業態はさまざま。それらの企業のエンジニアリングから事業戦略までに携われることは貴重な経験で、非常に興味深かったです。
そして現在、エブリーでCTOとして開発部門を統括し、さらにライフスタイルカンパニーの事業責任者として、組織の統括、事業戦略の立案や数値管理、メンバー管理などを担当しています。
「人の生活の役に立つ」から「生活必需品」に―
ライフスタイルカンパニーは、今数々の大きな挑戦をしています。
ライフスタイルカンパニーでは、大きく分けると女性向けの動画メディアである『KALOS』と『MAMADAYS』、そしてこの8月に新たにリリースしたライブコマースアプリ『CHECK』の3つのサービスを手がけています。私たちが目指すのは、課題解決とトレンドの両軸でのコンテンツ配信、さらに「情報を知る」から「商品を手に取る」までをサポートする、まさに“生活必需品”となるメディアの開発と運営です。
女性向けの動画メディアであるKALOSとMAMADAYSは、これまでSNS中心の分散型動画メディアとして運営してきましたが、どちらも年内にアプリ化を目指しています。すでに両メディアともライブ配信に積極的に取り組んでおり、KALOSは札幌コレクションなどのリアルイベントとの連動を通じてライブ配信でオリジナル商品を販売するなど、オンラインだけでなくオフラインの領域にまで事業を広げることに成功しました。両メディアとも、アプリ化によって、ユーザーさんにとってより欠かせないサービスへと成長させたいと考えています。
さらに、“生活必需品”となるサービスを実現させるための取り組みの1つが、8月9日にリリースしたKDDIさんとの共同によるライブコマースアプリ『CHECK』です。
先にお話した通り、KALOSやMAMADAYSで昨年秋頃からライブコマースのトライアルを始め、徐々に実績ができて手応えを感じていました。そんな中、今年3月にKDDIさんとの資本業務提携がスタートして、本格的にライブコマース事業の立ち上げを始めました。
KDDIさんとの資本業務提携の狙いは、エブリーが持つ動画コンテンツ制作力と、KDDIグループが持つコマースサービス基盤や決済サービス基盤との融合です。CHECKは、その最初の成果になりました。
ーーライブコマースアプリ『CHECK』が目指すもの
CHECKは、ライブ配信で紹介されている商品をその場で簡単に購入できるアプリです。ライブ配信なので、ユーザーさんは商品に対する疑問や質問を投げかけるなど、出演者とさまざまな対話が可能です。エブリーがこれまで培ってきたハイクオリティなライブ動画と、インタラクティブなコミュニケーションによって、ユーザーさんは商品理解を深めることができます。
CHECKが取り扱っている商品は、今はまだKALOSやMAMADAYSのユーザーを取り込んでいる段階なので、それらのターゲットである20代〜40代の女性に合ったコスメやファッション、ベビー向け商品などがメインですが、これからはあらゆる年齢性別に向けてどんどん広げていきます。
ライブ番組の配信頻度は、現状は1日6番組、それぞれ1回30分ほど。これは最終的には24時間365日を目指します。(アプリでは、もちろん過去に配信されたライブ動画の録画も閲覧可能です)
CHECKの武器は、エブリーが培ってきた番組構成力、ECサービス『Wowma!』を展開しているKDDIさんによる多種多様な商品、そしてエンゲージメントを高めて多くのユーザーの参加を促すアプリ開発力です。クイズやアンケートに答えることでお得なクーポンがもらえたり、ユーザーさんが集まるほど商品をお得に購入できるイベント企画等、ショッピングの体験が楽しくなるサービスを続々とリリースしていく予定です。
近いうちに、Wowma!の店舗さんと連携をしながらどんどん商品を広げていきます。さらに、私たち自身でもメーカーさんや商社さんなどにアプローチをして、幅広い商品を取り込んでいけたらと考えています。
ライブ番組はもちろんエブリーがオリジナルで制作していますが、この先は、さまざまなメーカーさんや百貨店、TV局などと協力しながら、あらゆる形で番組を配信していきたいと思っています。エブリーが制作する番組だけでなく、各店舗さんにライブ機能を展開して独自に番組制作していただくことで、番組数や内容をバラエティー豊かにしていきたいとも考えています。
ライフスタイルカンパニーの誕生秘話―
創業からこれまで、エブリーは『DELISH KITCHEN』『KALOS』『MAMADYAS』『TIMELINE』の4つのメディアを運営し、それぞれ独立した組織で事業を進めてきました。これによるメリットもいろいろあったのですが、KALOSとMAMADYASは特にターゲットの性別と年齢層が近しいこともあり、2つのメディアが同じ企業に営業活動をしてしまったり、それぞれが独自の制作体制を取りながら成長してきたことでコンテンツや企画のノウハウの共有ができなかったりと、非効率な点があることが課題になっていました。
そこで、KALOSとMAMADYASの2つのメディアを「ライフスタイルカンパニー」としてひとつの組織に統合したのです。KALOSとMAMADYASの組織が統合されたことによって営業リストなども統合され、コンテンツ制作においても互いのノウハウを共有できるようになりました。今まで以上に質が高く、ユーザーさんに対してもクライアントさんに対しても効果的な企画を打ち出せるメディアに成長しています。
ーーライフスタイルカンパニーの組織づくり
今、エブリーは全雇用形態(正社員、業務委託、派遣社員、契約社員、インターン生)を合わせて300名以上の組織になっています。その中で、ライフスタイルカンパニーには100名ほどが所属しています。
ライフスタイルカンパニーのメンバーは、バックグラウンドもさまざまです。インターネット企業出身者はもちろん、大手メディア出身者、広告、金融、教育など、ジャンルを上げればキリがないほど。メンバーそれぞれ得意分野が違うことが非常に良い相乗効果を生んでいます。自分にとって苦手なことや経験の浅い分野でも、すぐ隣のメンバーにとっては得意分野だったりするのです。さまざまな知識が集結していることで、どんなノウハウや情報もすぐにキャッチアップできる恵まれた環境です。
メディアやサービスの成長に伴い組織も大きくなる中で忘れてはならないのは、コミュニケーションの活性化やスピード感です。社内の基本的なコミュニケーションはslackを使用しており、スピード感ある情報の共有がなされています。それと同時に、face to faceでの会話もとても大事にしています。文字だけではなく直接コミュニケーションを取ることが相手の意志をより理解することに繋がり、新しい発想や素晴らしい成果を生むと考えています。
ーー前例のない、新しい未来をつくっていく仲間に出会いたい
今、ライフスタイルカンパニーでは、2つのメディアのアプリ開発、そして『CHECK』のシェアを広げていくためのプロモーション、ユーザーの方がより楽しめるような機能の開発やコンテンツの企画など、やらなければならないことが山ほどあります。ですから、もちろん、私たちは採用活動を最重要視し積極的に取り組んでいます。会社としても新しい取り組みばかりなので、さまざまな領域の経験を持った皆さんの協力を必要としています。
エブリーとしても、ライフスタイルカンパニーとしても、活躍できる人物や求めている人物は同じです。
まずは素直であるということ。私たちはまだまだスタートアップでいろんな事にチャレンジしている状況ですし、動画メディアやライブコマースなどの新しい産業を作っていくこともあり、想定していないイレギュラーなことも多く発生します。そんなときは、それぞれの過去の遺産(経験・スキル)が使えないことも多いので、仕事に対しても人(社員)に対しても、真摯に素直に接しながら物事を吸収できる方であってほしいです。
個人のスキルの成長はもちろん、組織としての成長も直に感じてきたい方や、変化やチャレンジを楽しめる方にとって、エブリーは最高の環境です。
私たちの最大のミッションは、新しい未来をつくっていくこと。前例はありませんし、この道が正解だという保証もありません。不確定要素が多いなかで、諦めずにチャレンジを続けられる方の入社をお待ちしています!
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