お話を伺う中で、ライフコーポレーションさんの抱えるさまざまな課題の解決や、新しいアイデアの実現のためには、もっと広い範囲で「DELISH KITCHEN」がお力添えできるのではないかと感じました。折しも昨年末より、アプリやSNSの領域を超えて、クーポン配布や全国のお店の特売情報を提供するWebチラシなどのオフライン領域にも進出していたため、様々な角度でご一緒できるのでは、とお話しました。
上柿:実際にお会いして、チラシやアプリなど、こちらの課題に対して柔軟に対応してくださる印象を受けました。
鵜飼:すでに発表しているのは、「ライフ」の全店舗に「DELISH KITCHEN」の店頭デジタルサイネージをご導入いただく取り組み。それらを支えるシステムの構築や、レシピカードデータの開発も行っています。過去にライフコーポレーションさんがされていたデジタルサイネージ検証の中で、本社で配信コンテンツの一括管理ができたほうが運用しやすいという点が見えていたので、そのためのインフラを整え、まずは全店舗で問題なくお使いいただけるよう、運用のサポートをさせていただいています。
菅原:「DELISH KITCHEN」には豊富なレシピ動画の蓄積があります。これらを活用しつつ、店頭で見やすいように横長や縦長のディスプレイに合わせた動画フォーマットをご用意しました。
上柿:実際に店舗で動画を流してみて改めて、「DELISH KITCHEN」さんのレシピ動画は見やすくてわかりやすいと感じました。店頭では、情緒感を崩さないためにサイレントで動画を流していますが、音がなくても動画が目に入りやすく、つくり方が一目でわかる。過去の検証で、商品メーカーさんのつくった動画広告の中には主張が強すぎるものがあり、売り場の雰囲気を壊してしまうことがありました。「DELISH KITCHEN」さんの動画は、店舗の空間を壊さず、アシストしてくれるような良い塩梅ですね。
アプリやネットチラシなど、お客さまとの接点が店舗の外へも広がり多様化している今、「DELISHKITCHEN」さんのコンテンツは、店内に限らず、様々なタッチポイントで活用できます。
例えば現在、首都圏の店舗では、紙のチラシにQRコードを載せることで、レシピ動画を販促に活用させていただいています。また、逆に店内の売り場から「DELISHKITCHEN」さんのアプリへと送客するような取り組みも行っており、互いに送客し合うことで、ゆくゆくは「今日、何をつくろう?」と考えるところから、来店、買い物、帰宅後の料理と、“食のカスタマージャーニー”を描きながら効果的な販促を行っていきたいと考えています。
鵜飼:「DELISH KITCHEN」としてもサイネージやWebチラシだけでなく、折込チラシ・アプリ・Webサイトなど、様々な角度から制限を設けずにサポートさせていただくつもりです。ゆくゆくは、Webチラシやアプリなどオンラインで配信される情報やコンテンツと、売り場やサイネージなどのオフラインを連動させ、来店客にシームレスな体験を提供していきたいと考えています。
菅原:「DELISH KITCHEN」は、今日の食卓を考えるところから、食材を購入し、実際につくるところまで、トータルで“食”のシーンをサポートしていく存在。主役であるユーザーや店舗さんの課題解決ができるように、今後も新たな取り組みに挑戦していきます。