不適切広告表示問題と、健全化に向けた取り組みについて

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いつも『デリッシュキッチン』、およびエブリーが提供するサービスをご利用いただき、ありがとうございます。  

2025年3月、レシピメディア業界において、不適切広告の表示が問題となりました。SNS等で多くの批判が寄せられ、ご不安を感じられた方もいらっしゃるかもしれません。  

エブリーが提供するサービスにおいても、過去に不快な広告の表示に関してお問い合わせをいただいたこともあり、随時対応を行ってまいりました。  

改めて、これまでの経緯と、今後の対策についてご説明させていただきます。  

不適切広告表示の背景

不適切広告が表示されてしまう背景には、「アドネットワーク」と呼ばれる広告配信の仕組みが関係しています。アドネットワークは、広告主が出稿したい広告を複数のメディアに一括でリアルタイムに配信する仕組みで、広告の内容や配信対象の設定は自動化されています。

広告主側は、広告出稿する際にクリエイティブとターゲティング条件(ユーザー属性、興味関心、キーワード等)を登録します。しかし、配信対象の決定はアドネットワークのアルゴリズムに委ねられており、実際にどのメディアに広告が掲載されるかを広告主が完全にコントロールすることは困難です。

また、アドネットワーク側のフィルタリングも基本的には自動で行われるため、誤った設定や、実態と異なる情報で広告が登録された場合、不適切な広告がメディアに配信されてしまうことがあります。特に、誤解を招くような表現やカテゴリ設定を用いて審査をすり抜ける悪質な広告も存在します。

メディア側でも、カテゴリ単位やドメイン単位で広告をブロックする機能がありますが、表示される広告はユーザーごとに動的に変わるため、完全に制御することは難しいのが現状です。

今回のレシピメディア業界における不適切広告表示問題も、このようなアドネットワークの仕組みが背景にあります。

エブリーにおける不適切広告への対策

表示広告を事前に個別チェックすることはできないものの、エブリーが運営するサービスでは利用者の方に安心してご利用いただけるよう以下の対策を以前より行っています。

(1) 広告カテゴリー単位でのブロック
アダルトやカジノなどの広告カテゴリーに加え、サービス内容やユーザーの皆様への配慮から、不適切広告が表示される可能性が高い広告カテゴリーについては、事前にブロックをしております。

(2) 広告主単体でのブロック  
カテゴリー単位でブロックしても、アドネットワークの仕組み上、すり抜けて表示された不適切な広告は発見し次第早急に、広告主のURL単体でブロックする対応をとっています。

(3) 問い合わせフォームの設置
ユーザー向けには問い合わせフォームを設置しています。不快だと感じた広告のスクリーンショットおよびURLの情報提供をお願いし、不適切な配信を行う広告主の個別ブロック対応を行っています。該当広告のURLを取得する方法や、個別に非表示設定する方法を案内をするなど、丁寧な説明を心がけています。

今後の取り組みとお願い

不適切広告に関しましては、これまで徹底的な対策・対応を実施してまいりました。

この度、広告表示に関する社内監視体制をさらに拡充し、全社横断で問題の早期発見と迅速な対処を図ります。また、各サービスの担当部署間で連携を強化し、不適切な広告を発見次第ただちに対応できる仕組みを強化いたしました。

社内ガイドラインに基づき広告を継続的に確認し、不適切なものを確認し次第、速やかに配信停止などの措置を行っております。さらに確実を期すため、ご利用中に気になる広告がございましたら、下記ページをご確認の上、フォームより情報をお寄せください。

▶︎デリッシュキッチン
▶︎トモニテ

私たちは、今後も皆さまに安心して各サービスをご利用いただけるよう、より一層努力してまいります。


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