
2025年6月26日(木)、東京AI祭2025実行委員会およびセプテーニ・インキュベート社共催のイベントに、開発2部 部長 内原が登壇しました。今回のevery.thingでは、当日の様子を紹介します。
詳細については、当日の投影資料をご覧ください。
登壇者
開発本部 開発2部 部長 内原 章
1996年パソコン通信業務としてキャリアを開始し、その後インターネット系業務に携わる。2004年ヤフー株式会社に入社。ジオシティーズの開発と運用に従事後、全社向けプラットフォームサービスの開発を行う。2010年頓智ドットに入社し、セカイカメラのバックエンドを担当。2013年CTOに就任。その後2017年エブリーに入社し、現在は開発2部の開発部長に就任し、開発業務も行う。
イベント概要
今回のイベントでは「AI駆動開発のハウツーと導入のリアル 」をテーマに7社が登壇。LT形式(10分+質疑応答)で各社がAI駆動開発を導入したリアルな背景、実際の展開プロセス、開発フローの変化、直面した課題、そして今後の展望について語られました。
生成AIが開発現場を一変させつつある今、Cursor、Windsurf、Devinなどの最新AIツールを活用したAI駆動開発が注目されています。これらのツールの導入は、生産性や開発スピードの劇的な向上、開発文化の変革をもたらす一方、導入プロセスや運用結果についてはまだまだ未知数な部分が多いのが現状です。
そこで今回、AI駆動開発を導入した7社が集まり、具体的な事例発表やディスカッションを通じてリアルな情報共有がなされました。
登壇内容
エブリーからは「AI駆動開発によってエンジニアの担当領域はどのように変わっていくのか」をテーマに、開発2部 部長 内原が登壇しました。
◾️AI駆動開発に対する取り組み紹介
エブリーでは、すべてのエンジニアおよびプロダクトマネージャーに、AIエディタ「Cursor」を導入しています。前半では主に、Cursor活用の状況変遷や、MCP活用事例について紹介されました。エブリーのプロダクト開発において、Cursorは、当初はエンジニアの補助的なツールとして利用されてきました。しかし、MCPの利用によりAIが直接用いることができるデータが拡充され、AIが開発の大部分を完結できるレベルにまで活用が進んでいることについて事例を混じえて紹介されました。
◾️エンジニアの担当領域は今後どのように変わっていくのか
後半では、AIの進化がエンジニアの仕事にどう影響するかについて語られました。過去IT業界で発生したパラダイムシフトや、AI駆動開発により可能になったことの情報をもとに、今後のエンジニアの予想図について内原の見解が述べられました。エンジニアは淘汰されるのか、それとも関わり方が変化するだけか。エンジニアは、より専門性を高めていくべきか、それとも手広く手がけていくべきか。将来のエンジニア像について、内原の過去の経験を交えて語られました。
「Cursor」の導入については、「every Tech Blog」の記事も合わせてご覧ください。

エブリーは引き続き、AIを活用した開発環境の整備を通じて、より本質的な価値創造に集中し、更なる高品質なサービスの提供とイノベーションの推進に努めてまいります。
