先日、2回目となる「開発部定例」が行われました。プロダクト横断組織を立ち上げ、メンバー同士のコミュニケーション強化を行っている「開発部」の狙いと毎月行われるミーティングの様子について、CTOで開発部部長の梶原に話を聞きました。
梶原:はい。DELISH KITCHENをはじめ現在5つのサービスを運営しているエブリーが、各事業を推進していく中で重要視しているものの一つが「テクノロジー」です。AI(人工知能)などの新しい技術を取り入れていくことはサービスをスケールさせるためには必須ですし、開発スピードをあげユーザーに対して常に新しい体験を提供することでミッションの実現に貢献できると考えています。そのためには、社内だけでなく社外に対してもエンジニアのプレゼンスをもっと高める必要があり、専門組織を作りたいと考えたのがはじまりです。
梶原:サービスや企業の成長とともに社員が増えて、チームもプロダクトも複数に別れてしまい、お互いが何をやっているのか分からなくなってしまいがちですよね。
エブリーでも、ここ3年の間にエンジニアが3名から42名へ急増しており、各サービスごとに開発を行なっているので、それぞれに蓄積された知見をしっかり共有し、効率的な開発環境を構築したいという課題がありました。
梶原:そうです。エブリーのエンジニアはさまざまなバックボーンを持っていますが、もともとCTOやVPoE(VP of Engineer)という高いスキルと豊富な経験を持ち合わせた人が多くて、各部門ごとで進めて行くのが良い時期もありました。ですが、さらに会社全体でテクノロジーを強化すべく部門新設をすることに。
エブリーではサービスごとに組織があり、その中でさらにソリューション別にチームが存在します。エンジニアは10以上のチームに分かれてそれぞれ所属していますが、それとは別にエンジニア全員が所属する横断組織「開発部」を設けました。
今は、プロダクトに必要なものをそれぞれのチームで開発していますが、同じものを作っているということがあったりします。それを共通の部門にすることで一気通貫で作れるようにして開発スピードの向上につなげていきたいと思っています。
現在はこの「開発部」専属メンバーは少数ですが、インフラ周り、分析基盤、開発基盤など社内の共通基盤を築いていくことで品質をあげて最速で改善を行い、ユーザーに最適なコンテンツを届ける手助けをしていきたいと思っています。
梶原:はい。新しい知識の習得や、開発競争力強化のためには勉強するのも大事ですが、エンジニア同士のディスカッションや自ら情報発信をすることも必要だと思っています。まずは社内での情報共有からということで、「開発部定例会」をやろうと動き出しました。
この定例会は、プロダクト内の技術連携の促進という面もあるし、個人の技術向上のためという面もあります。自分が得意とする分野については情報をどんどん共有し合い、様々な知識を吸収して各人が成長していくことで、チームも強く筋肉質になっていきます。これがさらなるいいサービスづくりにつながると考えています。
梶原:「開発部定例」は毎月1回、開催することにしていて、発表内容は仲間になる新入社員の紹介から、各サービスのシステム全体像や最新の取り組み、海外カンファレンスについてなど様々です。
普段共有されない他チームの進捗を知ることで、「あのサービスではこんなシステム使っていましたよ」「それはこうしたら解決できるんじゃないか?」など活発に意見が飛び交っているのが非常によかったですね。
梶原:エブリーではエンジニアに対して、各種カンファレンスやセミナーの参加費用の補助をする制度を設けています。こうした制度も最近ジョインしたメンバーには知られていないので、メンバーにもっと活用してもらい技術の向上につなげてほしいですね。
・エブリーのエンジニアブログができたよ & 会社の制度を使ってGoogle I/O 2019に現地参加してきました!
こうした部門を超えた集まりを定期的に行うことで、どんなシナジー効果が生まれるのか、これからがとても楽しみです!
株式会社エブリーは『動画を通じて世界をもっと楽しく、もっと充実した毎日に』をモットーに、動画の制作・配信を行い、新しい動画体験を多くの人々にお届けしています。