新規広告商品を成功へと導く挑戦。ユーザーを巻き込んで初ライブ配信に挑んだ「MAMAチャレ賞」受賞者にインタビュー!
前回は、「OMO Award」についてレポートしましたが、今回はMAMADAYS事業部で実施されている「MAMAチャレ賞」についてお話をお伺いしました。どのような目的で実施されているのか、MAMADAYS事業部長の三ツ中と、その受賞者である山中にインタビューしました。
三ツ中 菜津美
ライフスタイルカンパニー MAMADAYS事業部長
立命館大学を卒業後、大手ネット広告代理店に4年半勤務。コスメなどの女性向けブランドのプロジェクトディレクション・企画営業業務に従事。2016年10月にエブリーに入社。DELISH KITCHENの広告営業を担当し、2017年7月からマネージャーとして現場を牽引。2018年6月から産休に入り、出産・育児という自らの経験を生かし2019年4月にMAMADAYS事業部に復職。同年7月よりMAMADAYS事業部長に就任。
山中 愛
ライフスタイルカンパニー MAMADAYS事業部 マーケティングソリューションズグループ
大学卒業後7年間、ファッション雑誌のウェブ媒体で編集に従事。その後、2018年10月にエブリーへ入社。ライフスタイルカンパニー マーケティングソリューションズにて、主にKALOSのタイアップ案件を担当後、現在MAMADAYSのタイアップ案件を担当。
この組織に必要なものを柔軟に取り入れていく
ーまずは、MAMADAYSの「MAMAチャレ賞」ですが、これはどういった目的で実施されるようになったのでしょうか。
三ツ中:MAMADAYSは今、新たな事業立ち上げのフェーズです。組織に「挑戦する風土」も醸成していきたいという声が多く挙がったことがきっかけで、この「MAMAチャレ賞」が始まりました。
MAMADAYSは「ママの課題を解決する」をコンセプトとしたファミリー向け動画メディアです。扱う分野は育児領域であり、小さな命に関わるサービスとして、コンテンツは慎重に慎重を期して制作しています。例えば、離乳食についての動画を制作する際には、管理栄養士監修のもと制作し、アレルギーに関する特定原材料を必ず記載するなど、正確な情報発信に努めています。
こうした今まで大切にしてきたものをしっかり守りつつ、WEB、アプリが新しく立ち上がる中で、事業として新たな領域に挑戦していく攻めの姿勢も大事になると思っています。
「MAMAチャレ賞」では、「前のめりに挑戦している人」、「結果がまだでていなくてもOK」という選定条件を設け、MAMADAYS事業部全員が自グループから1人、他グループから1人、それぞれメンバーに投票をしてもらいます。その投票結果をもって、リーダー以上で構成している選考委員会にて受賞者1人を決定しています。
ー今回の受賞者は、どういった理由で選ばれたのでしょうか?
三ツ中:今回の受賞理由は、新規広告商品を企画立案し成功させたことです。ライブ配信を行うにあたり、事前にInstagramでのアンケート調査を実施し、その結果を元にコンテンツの企画を考えたり、社内でもライブ配信経験者のメンバーや、専門の知識を持ったメンバーに部署をまたいでアドバイスをもらいながら企画を進めていました。他部門やユーザー、広告主様を巻き込みながらコンテンツ制作を推進したことも評価して今回の表彰に至りました。
他部門やユーザーを巻き込んでのコンテンツ制作
ーそれでは、受賞された山中さんに今回の企画について聞いていきたいと思いますが、なぜMAMADAYSでライブ配信をやることになったのでしょうか?
山中:今回の企画は、tsumiki証券株式会社(以下tsumiki証券様)のCOO仲木様にお越しいただき「お金のギモン」にお応えいただきました。子育て世帯にとって大事なお金の話こそ、信頼できるプロの話を聞きたいと思います。tsumiki証券様ではセミナーも行なっていますが、小さいお子様がいるママたちにとっては、外出してセミナーにいくこと自体が大変です。そんなお悩みをお持ちの方に、自宅にいながら専門家の話を聞いたり、コミュニケーションを取ることができるインスタライブという場は、とても相性がよいと考え今回の企画に至りました。
(今回のライブ配信のアーカイブはこちら↓)
https://www.instagram.com/p/B2RExilBSOH
山中:今回のライブ配信は、アンケートの結果を軸に構成を練りました。事前にInstagramのストーリーズでママたちのリアルな悩みを聞き、その中で特に多かった「貯蓄」や「投資」に関する内容でライブ配信することにしました。ライブ配信中にいただいた質問にもリアルタイムで回答できるので、「ママの課題を解決する」サービスとして親和性が高かったなと思います。
新しい経験が次の目標につながる
ー初めての取組みとのことで、案件を達成するにあたってどんな苦労がありましたか?
山中:普段は1分程の尺の動画を作成しているので、30分に及ぶ配信は「尺は足りるか」「視聴者が飽きないか」「内容は伝わるか」といった構成に関する部分についての不安が大きかったですね。金融商材を扱うことも初めてでしたので、どこまで踏み込んで話していいのかなども調整が必要でした。そこで、カスタマーエクスペリエンス、法務のメンバーをはじめとするたくさんの方にアドバイスやチェックをいただき、とてもわかりやすい台本を仕上げることができたと思います。
他にも、ライブ配信を円滑に進めるために何が必要なのかもわからない状態でしたので、元々ライブコマースサービスの「CHECK」にいたメンバーや、生放送を経験したことがあるメンバーから出演者が持つフリップやカンペが必要などのアドバイスをもらいました。これは自分だけでは気づけなかったことだったので、本当にありがたかったです。
こうしたアドバイスに加えて、チームとして一緒に企画を進めていったMAMADAYSのメンバーとは、撮影テストをして課題を見つけ、それをクリアして・・・ということを何度も繰り返し、完成度を高めることができました。とにかく初めてのことばかりでしたが、どれも貴重な経験になりました!
ー今後どんなことに生かしていきたいですか?
山中:今回のライブ配信では、いつもの配信よりユーザーとの距離が近く感じられて、ママたちの悩みに寄り添ってコンテンツ制作ができたなという実感がありました。もし機会があれば、MAMADAYSを日頃みてくださっているユーザーの方と、直接お話ししてみたいですね!例えば、イベントなどを企画して、ユーザーの皆さんと交流できる場を作れたらいいなと思っています。