DELISH KITCHENの全レシピは、「食」のプロである管理栄養士などの資格を持ったスタッフの手で作られたものです。ユーザーの皆さまにも、お伝えしていくことでサービスの安心感や信頼性を高めていきたいという思いから、レシピ考案者の情報が公開されるようになりました。サービスのコアとも言えるレシピを支えている彼女たちの思いとはーー「DELISH KITCHEN フードスタイリストシリーズ」として紐解いていきます。
安蒜 ゆい
DELISH KITCHENカンパニー ユーザーグロース部 メディア企画グループ
管理栄養士専攻の大学を卒業後、病院や保育園にて管理栄養士として勤務し、献立作成や衛生管理、食育などを経験。その傍ら、管理栄養士・料理研究家の先生のもとでアシスタントを経験し、その後フリーランス管理栄養士として独立。現在は『DELISH KITCHEN』をはじめ、食品メーカー、調理家電メーカーや施設、WEB媒体へのレシピ考案・撮影、コラム監修等を行っている。
毎日料理を作ることが苦にならないように、楽しさを広めていきたい
ー管理栄養士の資格をお持ちですが、どういったきっかけで志すようになったんですか?
安蒜:私の母親は比較的料理が好きだったので、お祝いごとの時には手作りケーキが食卓に並ぶような、料理が身近な環境で育ちました。その影響もあってか、小学生くらいの頃から、お菓子作りはもちろん食べたいものは自分で作ったりしていましたね。
大学進学を考えていた際に、医療系の資格を取りたいという思いと、もともと料理が好きだったことが相まって、管理栄養士を目指すことに決めたんです。
ー大学卒業後はどうされたんですか?
安蒜:大学卒業後は病院で勤務した後、保育園で勤務していました。保育園では主に園児用の献立を考えたり、栄養面やアレルギーのチェックをしていました。加えて、お誕生日や季節ごとのイベントに合わせた行事食などさまざまな料理の監修を行なっていました。
ただ、管理栄養士としてそういった行事食の盛り付けやおもてなし料理については専門的に学んできたわけではなかったので、もっと勉強できる環境が欲しいなと思い、仕事をしながら料理教室に通っていました。そこの先生は、管理栄養士の資格もお持ちで、家庭でできるおもてなし料理やスタイリングについても教えてくださり、とても尊敬できる方でした。徐々に、その方のアシスタントをするようになり、その後さまざまな料理アシスタントの仕事をするようになっていきましたね。
ーその後、何がきっかけでDELISH KITCHENへ?
安蒜:私は2016年の12月からエブリーにジョインしています。当時、DELISH KITCHENカンパニー長の菅原さんとお話した時に、「発見に満ちた新しい体験を通して、料理を作る方にも、食べる方にも、楽しみを届けたい」という思いに共感したのを覚えています。女性の社会進出が話題になり共働き世帯も増えている中で、料理をすることは大変だけど、大事だと考えている人は多いと思います。『DELISH KITCHEN』はそんな人々に毎日のご飯を作ることが苦にならないように、料理の楽しさを広めていくことができるなと感じました。
また、この時は『DELISH KITCHEN』がまだアプリをリリースする前でしたし、スマートフォンでの視聴に最適化された動画配信を模索していました。エブリーなら、スタイリング以外にも動画のことやWEBやアプリのことなど様々なことに携われるのではないかなと思いジョインすることにしました。
色んなメンバーが集まっているエブリーだからこそできること
ー『DELISH KITCHEN』ではどんな業務をされていますか?
安蒜:入社当初は、アプリ立ち上げ直後だったこともあり、アプリ用のレシピ動画の開発と撮影を担当していました。『DELISH KITCHEN』の撮影時のマニュアルに加え、盛り付けに関する本や、アシスタントとして行った現場やスタイリングの教室で学んだ技、スタイリストさんに聞いた話などを参考にレシピ動画を制作していました。現在は、ウェブの記事作成を担当しています。
ー安蒜さんが『DELISH KITCHEN』のフードスタイリストとして、気をつけている点はどんなところですか?
安蒜:『DELISH KITCHEN』のコンセプトは「誰でも簡単においしく作れるレシピ」。手に入りやすい食材と家庭にある調理器具で簡単に作れる料理をたくさんご紹介していますが、簡単にできるもの程飽きるのは早いと思うんですよね。ですので、食材を一つ変えるだけで家庭ごとにアレンジできるレシピなど、その中でいかに工夫できるかが大事だと思っています。
そして、料理は見た目も大事なので、普段から彩りは気にしながら料理していますね。野菜など食材の色を見て、彩りが良ければ栄養もバランスとれていることが多いんですよ。仕事終えて家に帰りそこからご飯を作るとなった時に、一汁三菜全て作るのは大変ですよね。私自身も中々できないので、メインと汁物だけでも彩りを意識して食材を選び、それなりの栄養が整うようにしています。
ー『DELISH KITCHEN』ならではの良さはどんなところだと思いますか?
安蒜:フードスタイリストの自分だけでは分からないことも、各分野に特化している人の話を聞けると、的確に大事なことを教えてもらえるので楽しいですね。
例えば、今ウェブサービスの運営をする上では、ユーザの視聴データや検索の傾向、さらにはSNSのトレンドなどのデータが重要です。私たちもレシピ開発をする際には、今世間でどんな食材や料理が求められているのか、それを求めている人に効果的に届けるにはどのようにしたら良いのかをデータを元に考えています。しかし、やはり自分達だけでは詳しいことまではわからないので、エンジニアの方に相談したりするんですよ。レシピの開発だけであれば、フードスタイリスト内で完結できることが多いですが、こうした学びがあるのは様々な業種の人がいるエブリーならではだと思います。
新しいことを取り入れ続け、管理栄養士の仕事の幅を広げたい
ー現在もフリーランスでのお仕事をされながら『DELISH KITCHEN』のフードスタイリストとしても働かれているとのことですが、具体的にはどのような活動をされているのですか?
安蒜:はい。主に献立やレシピ開発、そして撮影とコラムの作成を様々な企業と行っています。私はどこでもPCさえあれば仕事ができる状態にしておきたいという思いがあってフリーランスでお仕事を始めました。また、たくさんの刺激を受けられるので、フリーランスとして様々な企業とお取り組みをする方が私には向いていると思っています。色々なところでたくさんのことを経験して、もっと視野を広げていきたいですね。
ー今後、どのようなことにチャレンジしていきたいですか?
安蒜:『DELISH KITCHEN』では、フードスタイリストとして働きながらキャリアアップも目指すことができます。タイアップ撮影や、ムック本、キッチンツールの監修など携われることは多岐に渡り、料理研究家として1人前になるためのサポートなども積極的に行っています。こうした新しい活躍の場を作ることはとても意義のあることだなと感じていて、私も管理栄養士の仕事の幅を広げていくようなお手伝いができればと考えています。
私自身は、管理栄養士としてフリーランスで活動をしたり、『DELISH KITCHEN』はじめ、今では自分の好きなことに絡めた海外でのお仕事もいただくことができるようになりました。最近では、コラムの監修だけでなく、自ら執筆活動も行なっています。いずれは、こうした様々な働き方を管理栄養士の方々にアピールできるようになれたら嬉しいですね。
これからも常に新しいことを取り入れ続け、それを『DELISH KITCHEN』にしっかり還元していきたいと思います。
関連記事
AI/LLMでtoC向けサービスはどう変わるのか?『DELISH KITCHEN』は、「レシピ動画ア...
- DELISH KITCHEN
- プロダクトマネージャー
- デザイナー
- エンジニア
- ヴァイス・プレシデント
国産ステテコに懸ける想いをクラファンで発信!〜TIMELINEクラウドファンディング実行者インタビュ...
- TIMELINE
- 対談
- クラウドファンディング
人々へ明るい変化を提供する、オリジナルブレンドコーヒー「every CTO Blend」を制作
- CTO
- DELISH KITCHEN
- エンジニア
- イベント・登壇
〜楽しく食べて選食力を育む〜 農林水産省 鶴岡様による社内講演会を実施しました。
- 制度・サポート
- 社内イベント