8月にウェブサイト、10月にアプリを立て続けにリリースしたMAMADAYS。そんなMAMADAYSのコンテンツ制作の開発秘話とは?基盤作りに携わったメンバーに話を聞いてきました!
木村 和歌菜
ライフスタイルカンパニー MAMADAYS事業部 メディア企画グループ リーダー
新卒で出版社に入社し、8年間シニア女性の生活情報を届ける月刊誌の編集者として、記事の企画立案、取材、外部スタッフのディレクション、記事執筆などの制作業務を担当。その後2017年6月エブリーに入社。「MAMADAYS」のディレクターとして、タイアップをはじめとした動画の企画・撮影ディレクションに従事。2019年4月からWEB Growthチームにてウェブ・アプリのコンテンツ制作の立ち上げに携わる。
奥ノ矢 佳奈
ライフスタイルカンパニー MAMADAYS事業部 メディア企画グループ
2016年夏からインターンとしてエブリーでMAMADAYSの企画・動画編集等を行う。その後、2018年4月に新卒としてエブリーに入社。CHECKカンパニー コマース事業部でプロデューサー・ディレクターを経験。2019年7月からMAMADAYS事業部に配属となり、WEB Growthチームにてウェブ記事のライティングや制作フローの構築等に従事。
検索機能に加え、パーソナライズ化した情報のレコメンドも可能に
ーなぜMAMADAYSでウェブサービスの展開を始めることになったのでしょうか?
木村:これまでMAMADAYSでは「ママの課題解決」をテーマに、FacebookやInstagram、YouTubeを始めとしたSNSで動画を配信してきました。
もともとSNSでの配信を始めたきっかけは、ユーザーが日常的に閲覧しているSNSのフィード上で、ママやパパたちが抱える潜在的な悩みに応えるコンテンツを届けたいという思いからでした。配信を進めていく中で、「子どもの月齢やカテゴリ別に記事を検索したい」といったユーザーの声もあがり、そうした検索ニーズに応えるためにウェブサイトを立ち上げました。
アプリは、お子様の月齢や、どんな記事を閲覧しているかのデータをもとに、各ユーザーごとにパーソナライズされた情報をお届けすることができます。そうした機能を使って、さらに包括的にユーザーの子育てをサポートしたいと思っています。
ー具体的にどんな業務内容を担当されているのですか?
木村:WEB Growthチームは、ウェブのユーザー拡大をミッションとし、そのためのコンテンツ企画制作を行っています。
エブリーでは「動画を通じてもっと楽しく、もっと充実した毎日に」というミッション実現のために、「プロコンテンツ」「テクノロジー(AI)」「UX」という3つのコアコンピタンスを重要視しており、なかでも「プロコンテンツ」という要素においては、より信頼性のある情報をお届けするために、医師など有資格者が監修したコンテンツ作りにも着手しました。社内に看護師資格を持ちながら育児をしているママライターも在籍しているので、育児経験を活かしながら専門領域の記事をユーザーに向けてわかりやすく書き、それを医師に監修していただくというフローで制作しています。
こうした中で私自身は、サービス企画開発グループと連携して数値を追いながら記事制作戦略の立案や、監修体制の構築、チームマネジメントなどが主な業務です。
奥ノ矢:私は、ウェブやアプリに配信する記事の制作フローの構築・整備、SEO対策の面にも配慮しながらコンテンツ配信の管理をしています。それと並行して、おすすめグッズ紹介の記事を中心にライティングも始めました。
まず必要だったのは、安全かつ効率的なコンテンツ運営のための基盤づくり
ー信頼性の高い情報を提供するためには、社外の監修者などはもちろん、社内の他部署との連携も大切ですよね。奥ノ矢さんはチームを横断しての連携を強くし、立ち上がったばかりのサービスの基盤を固めたということで、先月の「MAMAチャレ賞」を受賞されていましたね!
木村:奥ノ矢さんには、企画立案から記事公開までのフローをゼロから作ってもらいました。これがないとコンテンツ作りが進まないので、非常に大切な役割でした。どの記事をどのタイミングで公開するのが適切かを考えながら、コンテンツ編成も一人で考えてもらいました。
奥ノ矢:まさか自分が「MAMAチャレ賞」を受賞できると思っていなかったのでとても驚きましたが、素直に嬉しかったです!実は幼い頃から「やってみる!」がモットーでして(笑)、いつかMAMAチャレ賞を取れたらと思っていたのですが、こんなに早く受賞することができるとは…とても有難いです。
今年7月にMAMADAYS事業部に異動し、実際に記事を制作するメンバーの一人として、コンテンツスケジュールを作成することになりました。その中で、どうしたらスムーズかつ漏れなくチェックをしながらコンテンツを制作できるのか、ということを考えコンテンツの制作フローを調整しました。
ー扱うコンテンツの幅も広いですし、制作やチェックのフローも細心の注意が必要そうですね。
木村:そうですね。MAMADAYSの記事は、出産や育児というテーマ柄、時にはお子さんの命にも関わる様々な記事を扱っています。そのため、チームを横断して何人ものスタッフの目を通して、「エビデンスのある記事か」、「ユーザーを傷つけたりしないか」、「法律に触れる要素はないか」などをチェックする必要があります。より安全かつ効率的に記事を公開をするために、どのタイミングでどの部署がチェックするべきか、各チームとの調整や提言も行ってもらっていました。
奥ノ矢:正直、先輩ばかりの中で話を進めるのは緊張しました…(笑)ですが、木村さんがサポートしてくださったり、皆さん温かく対応してくださったのでとても心強かったです。チャットでのやりとりだと、どうしても温度が伝わらないこともありますが、直接お話することで各方の状況や思いを直接伺うことができました。フローを整備する中で他のチームとの連携も深まったので、むしろいい機会だったなと今は思っています。
木村:社内でも前例のなかったテキスト記事の制作から公開までのフローをまっさらな状態から整えてくれたこと、チームの基盤を固める大きな意義のあるチャレンジだったと思います。難易度の高い仕事に対しても、まずはできない理由ではなく、どうしたらできるかを真っ先に考える奥ノ矢さん。正解のない中で模索を続ける今のチームにはなくてはならない存在です。
奥ノ矢:本当に今回はたくさんの方の力をお借りして進めた案件でした。WEB Growthチームのみなさんをはじめ、様々な方に助言をいただいたり、相談に乗っていただき、気持ち的にも支えていただきながら、なんとか進めることができました!
安心できる情報を届け、楽しく子育てができるようにサポートしていきたい
ー今後はどんなことに挑戦していきたいですか?
奥ノ矢:今整備しているチェックフローなどは特に、リスクを減らして安定したコンテンツを供給する、いわばマイナスから0、1へとつなげていくための必要事項だと考えています。ここが整えば、あとは1から10、100と無限に積み上げていくこともできると思うので、記事制作の面でも更なるチャレンジを続けたいです。
個人的には、ユーザーの皆さんの代わりに育児グッズや裏技、お出かけスポットなどに「チャレンジ」して伝えるコンテンツなども配信したいと思っています。もっと個人的なことでは、いつか子どもができたらMAMADAYSに体験談を寄稿したいな・・なんて企んでいるので(笑)、まずは息の長いメディアになるように、しっかりと地盤を固めて行きたいです!
木村:今後チームとしては、専門家による監修や取材コンテンツを増やす挑戦をしていきたいです。国立成育医療研究センターの調査では2015~2016年の間、産後1年までに自殺した妊産婦は「全国で少なくとも102人」というデータがあり、とても驚きました。産後うつが原因となったケースも多いと見られているのだそうです。それぞれの家庭によってもちろん状況は異なるとは思いますが、まだまだママが一人で子育てを抱え込まざるをえない現状もあるのではないかと感じます。
自分たちが少しでも安心できる情報を届けていくことで、ユーザーの方々がこれまで持っていた「育児はこうすべき」という観念から少しでも自由になって、楽しく子育てできるサポートができたらとても嬉しいです。
エブリーでは、より信頼性が高くユーザーに寄り添ったサービスを目指して、引き続き頑張っていきます!
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