DELISH KITCHENの全レシピは、「食」のプロである管理栄養士などの資格を持ったスタッフの手で作られたものです。ユーザーの皆さまにも、お伝えしていくことでサービスの安心感や信頼性を高めていきたいという思いから、レシピ考案者の情報が公開されるようになりました。サービスのコアとも言えるレシピを支えている彼女たちの思いとはーー「DELISH KITCHEN フードスタイリストシリーズ」として紐解いていきます。
斉藤 成海
DELISH KITCHENカンパニー ユーザーグロース部 メディア企画グループ
高校時代から家族に毎日食事を作っていたことからごはんの大切さを実感し、管理栄養士を取得。大学在学中から料理教室やイベントを主催し、料理の楽しさを伝える活動中。2020年2月からはDELISH KITCHENでレシピ開発を担当。
小学生の頃から夢は「管理栄養士」
ー斉藤さんは管理栄養士の資格を持っているとのことですが、どんなきっかけで取得したのですか?
斉藤:幼少期から料理をすることが好きでした。一番のきっかけは、小学生の頃に夏休みの家事のお手伝いをするという宿題で、毎日料理をしていたことですかね。まわりの友達はみんな、ゴミ捨てや靴並べなどをしている中、私は昼食作りをしていました。もともと週末は父が料理担当で、魚を釣りに行ってそのままバーベキューやキャンプをしたり、料理は家族みんなでやる家庭環境だったので、作りたい料理があったら母や父に教わって、次は1人で作ってみるというのを繰り返していました。
高校生の頃にはクッキング同好会に所属して、料理コンテストに出品したりもしていましたね。ずっと「食」に関わる仕事をしたいなと思っていたので、管理栄養士の資格が取得できる大学に進学しました。在学中、実家から小学生の頃に読んでいた職業図鑑が出てきたのですが、「管理栄養士」の部分にだけ付箋が貼ってあって、その頃から考えていたんだなと驚いた記憶があります。
ーすごい!小さい頃から変わらない夢だったんですね。斉藤さんは他にもフードコーディネーターの資格もお持ちなんですね。
斉藤:はい。フードコーディネーターの資格は大学在学中に取得しました。管理栄養士の資格を取るために様々な勉強をしていたのですが、もともとレシピ開発や料理の写真を撮る仕事、料理教室など、料理に関わる仕事の中でもクリエイティブなことをしたいなと感じていたんです。そのために、より食の「開発」や「演出」の知識が得られるフードコーディネーターの資格も取得しました。
ー大学卒業後からの経歴を教えてください!
斉藤:大学卒業後、新卒でお弁当の製造会社に入社したのですが、 よりクリエイティブな仕事につきたいと半年ほとで転職を決意します。実はその時に『DELISH KITCHEN』からも内定をいただいていたのですが、写真撮影の技術、外部とのやりとり、営業のスキルを身につけてから料理の仕事に専念したくて、卒業アルバム制作の会社に入社を決めました。仕事内容としては、1校担当したら写真の撮影からアルバムを作って納品するところま担当していましたね。先生や学生とのやりとりはもちろん、担当の学校への営業もしていました。
撮影の技術は料理の写真にも生かせますし、アルバムを作る会社なので1ページに並べた時の面でも見ていました。この写真とこの写真を組み合わせるとどう効果があるかなどを考えながら組み立てるのが大事なんです。そういったスキルは料理の写真を撮る上でも生かせる貴重な経験になりました。
ーそのタイミングで『DELISH KITCHEN』も受けていたのですね!その後どういう流れでエブリーへ入社されたのですか?
斉藤:もともと写真の仕事は2年と決めていたので、改めて『DELISH KITCHEN』に連絡をさせていただき、面接をした後入社が決まりました。
ー当時『DELISH KITCHEN』のどんなところに魅力を感じていましたか?
斉藤:最初の面接当時と変わらず、レシピ考案から調理、スタイリング、撮影まで一貫して携われるクリエイティブな現場は憧れでしたし、大学生の頃には毎日料理の写真を撮って、どうすればフォロワーが増えるのか工夫しながらSNSにアップしていました。『DELISH KITCHEN』はSNSアカウントの総フォロワー数が現在500万人以上※もいて、そうした多くのユーザーに対して自分が考案したレシピをお伝えしていける点をとても魅力に感じていました。
※2020年10月時点での、(Instagram / YouTube / Twitter / Facebook)フォロワー数の合計値
ニーズ、食材、難易度など全てが考え尽くされたレシピ
ー『DELISH KITCHEN』では、現在どんな業務をされているんですか?
斉藤:ユーザーグロース部のメディア企画でアプリ向けの撮影を担当しています。新しいレシピ考案と撮影はもちろん、『DELISH KITCHEN』では定期的に衛生管理担当のメンバーやユーザーからのコメントを受けて撮影ルールを更新しているので、過去に公開したコンテンツの再撮影なども行っています。
レシピを考案するときは、「料理が苦手な人」「子どもがいる主婦」「一人暮らしの人」のようにターゲットを明確にしてレシピを立てていきます。今までは、なんとなく自分自身が作りたい挑戦したいと思ったものを作っていたので、初めはターゲットに寄り添ってレシピを立てることに苦戦しましたが、ユーザーの方々のリアルな生活を想像しながらレシピを立てることを楽しみながら撮影しています。
ーそんな斉藤さんのおすすめレシピを教えてください!
斉藤:「もやしとニラのピリ辛スープ」は、にんにくの香りが食欲をそそる、具沢山で食べ応えのあるピリ辛スープです!ひき肉を入れてうま味とコクをプラスしています。ニラは最後にさっと煮て色よく仕上げてください。これから寒くなってくる今の時期にぴったりな一品です!
>その他、斉藤さんが考案したおすすめレシピはこちらのページから
苦手な人でも料理を楽しんでもらえるような提案をしたい
ー『DELISH KITCHEN』だからこそのやりがいはどんな点ですか?
斉藤:一つは、レシピの考案から撮影まで1人のフードスタイリストが担当することで、ターゲットのニーズに沿ったレシピが作れているというところが魅力だと思います。レシピ考案の際はチェックをしてくださる先生もいて、家にある調味料や調理器具でできるか、分量は本当にこれで美味しく作れるか、細部にまでこだわっています。また、スタイリングでも夫婦を想定していたレシピなら、ご飯を2つ並べるなどターゲットによって雰囲気を変えたりしているんです。どうすればユーザーに「これは作りたい!」と思ってもらえるかということを考えながら作業ができることがとても楽しいです。
そして、会社全体の雰囲気として挑戦したいと思っている人に対して、応援してくれる風土があるなと感じています。私はまだ入ったばかりですが、与えられた機会を無駄にしないよう全力で向き合ってどんどん吸収していきたいですね!
ー今後、どんなことにチャレンジしていきたいですか?
斉藤:今はもっと自分自身の基礎力をつけたいです!そして管理栄養士として、料理が苦手な人や料理に関する悩みを抱えている人でも、失敗しない美味しい料理を提案し続けていきたいと思っています。また、管理栄養士としての知見がより広がる事にも携わってみたいなと思っています。献立の立案や、健康上の問題を抱えている方でも家庭で楽しく料理が作れて食べられる、そんな提案ができるようになったら素敵だなと思っています。さらに今は難しいですが、自分がもっと成長したら料理が苦手だったり悩みを抱える方に寄り添った料理教室やイベントも開催できたらいいですね。
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