『DELISH KITCHEN』は、SOULA株式会社(以下SOULA)と、本日リリースされた企業・団体向けヘルスケアサービスの支援アプリ 『SOULA pie』のコンテンツにおいて業務提携を行います。6月23日に開催されたメディア発表会の中で、SOULA 執行役員CMO 兼 マーケティング部統括部長 菅 千帆子様と当社の取締役 執行役員 DELISH KITCHEN カンパニー長 菅原 千遥が登壇し、協業の背景やヘルスケアと食の関係、さらに今後の展望についてお話ししました。
菅 千帆子
SOULA株式会社 執行役員CMO マーケティング部統括部長
1991年東京農業大学を卒業後、ポーラ化成工業㈱に入社。肌・こころ・身体の良循環やホリスティックケアをテーマに研究。2000年よりポーラ化粧品本舗(今の㈱ポーラ)へ異動、美容サービスの企画開発や美容プロ人材の教育にも従事し、2015年よりパーソナライズドスキンケアブランド「アペックス」のブランドマネージャーを担当。2017年より、肌解析サービスでソニーネットワークコミュニケーションズ社と提携、アペックスの事業モデルを大幅刷新。2021年よりSOULA設立準備、翌年3月SOULA株式会社に参画。
菅原 千遥
株式会社エブリー 取締役兼執行役員 DELISH KITCHEN カンパニー長
2012年慶應義塾大学を卒業後、グリー株式会社に入社。事業責任者として女性向けネイティブゲームに従事し、その経験を活かし戦略部門にて子会社や投資先会社の事業管理基盤構築を推進。その後、新規事業の立ち上げを主導。2015年9月、株式会社エブリーを共同創業。レシピ動画メディア『DELISH KITCHEN』を立ち上げ、2018年に執行役員に就任。2020年、取締役 執行役員に就任。
『SOULA pie』×『DELISH KITCHEN』協業の背景とは
ーー今回の協業はどのような内容になるのでしょうか?
菅:今回は、「人生に納得のルーティンを。」というSOULAが目指す世界観に向けて、重要なキーワードの1つである“行動変容”を促すための事業提携になっています。
『SOULA pie』は、ユーザーが自ら選ぶプログラムに対して、生活・食事・運動の記録をすることで、最適な食事内容を提案することを主軸にスタートしました。サービス内容として、撮影された食事の画像を解析し結果をグラフ化、そこからおすすめの食材の提案を行います。
その先に、具体的にどんな料理を作ろうかという行動に起こすためのレシピ提案を『DELISH KITCHEN』さんにご協力いただいています。
ーーSOULAは、なぜ協業先にエブリーを選んだんでしょうか?
菅:SOULAは画像解析の技術、それから栄養素と食材のデータは保有していましたが、その先の生活の中で生かしていただくために必要なレシピを持ち合わせていませんでした。より良い生活習慣を定着させる、というプロセスの中でも特に重要となる「行動変容」を促す上でレシピは欠かせない要素でありましたので、多くのレシピを保有する『DELISH KITCHEN』さんにお声かけさせていただきました。
数あるレシピサービスの中でも『DELISH KITCHEN』さんは、おいしく、楽しく、簡単に作れるレシピを大切にされていらっしゃいます。美味しい料理を作ろうと思うと工程がたくさんあって続かない、ということもあるかと思いますが、多くの方に取り入れていただくには簡単で美味しいということがとても重要だと思っています。
それと同時に、管理栄養士監修などプロの立場から考えられた有用なレシピを作られてます。私たちはコンテンツの信頼性をとても大切に考えていますので、こういう点で『DELISH KITCHEN』さんにとてもシンパシーを感じました。
ーーSOULAからのオファーをどのように受け止められましたか?
菅原:多くあるレシピサービスの中から『DELISH KITCHEN』にお声かけいただいて本当に嬉しいです。
『DELISH KITCHEN』の中にも、もちろん健康を意識しているユーザーさんはいらっしゃいます。ですが、食に特化したサービスなので「料理」という切り口でしかサービスを提供できていません。
今回、SOULAさんと提携をさせていただくことで、料理×運動など複合的な要素を掛け合わせて健康管理をすることができるようになり、当社だけでは解決できないユーザー課題に対してもアプローチできるようになるのかなと大変ありがたく思っています。
行動変容を起こしていくための仕組みづくり
ーー『DELISH KITCHEN』のレシピのこだわりはどういったところにあるのでしょうか?
菅原:『DELISH KITCHEN』のユーザーさんには「料理」を家族のために毎日されている方が7割以上で、「今日何を食べよう?」とレシピを考えることが大変という方が多くいらっしゃいます。そういった方々の課題を解決するため、「だれでもおいしく簡単に作れるレシピ」をコンセプトに、どこのご家庭にもある調味料や調理器具を使って作ることができるレシピを多く制作しています。
また、レシピの全ては自社内の管理栄養士が監修しており、適切な栄養管理ができ、安心・安全に調理ができるレシピだと考えています。簡単に作れて、かつ美味しく健康的なレシピであれば、料理を続けるストレスも軽減され生活の中で取り入れてもらいやすいと考えています。そういった点では『SOULA pie』とも親和性が高いのかなと思っています。
ーー『SOULA pie』のために厳選されたレシピには、どんな特徴があるのか教えてください。
菅原:食事と言っても1日1回ではなく、朝昼夜とそれぞれいただくもののトータルバランスで栄養を考えていく必要がありますが、今回SOULA様には、さまざまな食材を使い多様な栄養素を摂取できるレシピをお選びいただいています。
とはいえ、食生活や体調にお悩みのある方には、五大栄養素の一部を抑えた食事を摂取したいというニーズもありますよね。例えば、糖質オフ、減塩、カロリーオフといった健康増進が叶うものです。そういったレシピも多くお渡ししています。
また、『SOULA pie』の中で提案される大半のレシピは、『DELISH KITCHEN』では有料会員様向けに提供しているプレミアムレシピからピックアップしています。
ーー『SOULA pie』の中ではどのように活用されていくのでしょうか?
菅:繰り返しになりますが、いかに毎日の生活の中で行動に起こしていただけるか、ということが重要です。健康的でありながらも取り組みやすい、続けやすいメニューというものをアプリの中に搭載しています。
将来的な話になってしまいますが、POLAで研究してきた肌のビッグデータから導き出されることとして、食習慣は肌細胞に影響があるというデータがあります。そう言った観点から「食」と「美肌」というものは親和性が高く、相乗効果を出しやすいのではと考えています。SOULAのデータを通じてその相関関係を明らかにして、実生活の中で結果を出していけるような仕組みづくりを提案できたらと思っています。
ヘルスケアデータから豊かに生きるヒントを導き出す
ーー改めて、今後「食」という領域にはどのような取り組みが必要で、サービスをどう進化させていくことが重要だとお考えでしょうか?
菅原:これまでのヘルスケアサービスは、「食事」「睡眠」「運動」「肌ケア」など各領域が縦割りになってサービス提供されていたと思います。それが、『SOULA pie』によって、トータルソリューションとして提供されていくということは、ライフスタイルの革新につながることですよね。
食事も、気にするべきは1食1食のカロリーや栄養素ではなく、トータルバランスが大切です。ヘルスケアサービスによって、自分の食生活を俯瞰すること、さらには運動や睡眠など総合的に鑑みて未来の自分に必要なものを知り取り入れていく、ということが豊かな暮らしにつながると思っていますので、SOULAさんのサービスに期待しています!
菅:ありがとうございます!おっしゃる通り、世の中にはそれぞれを切り取ったサービスというものはたくさんありますが、人の生活というものはその連続です。融合しようとするその間にこそ、健やかに、美しく、豊かに生きるヒントが眠っていると考えています。
実際に、食と肌が関係していたり、睡眠不足だと肌が荒れてしまうといったことはデータでも明らかになっています。それにも関わらず、ユーザーの方に生活をより良くしていくためのメリットをお届けできていないというところに私自身、悔しい思いがあったんです。
SOULAは、「食事」「睡眠」「運動」「肌ケア」この4つの領域に対してサービス提供していきます。領域を跨いでサービス提供し価値を生み出していくことは、テーマとしては難易度が高いですが、データをもとに関係を紐解き、アプリを通じてユーザーさんの行動を変えていくような仕組みづくりに挑戦していきたいと思います。
ーーお2人ともご登壇ありがとうございました。
『DELISH KITCHEN』が提供している「食事」の提案だけでなく、「睡眠」など日々の生活習慣との関連性からどうあるべきか、その人に合った提案をしてもらえるーーそんな未来がすぐそこにきていると思うととてもワクワクしますね!
『SOULA pie』は企業・団体向けのヘルスケアサービス支援アプリです。
導入に関するお問い合わせはこちら:https://soula.co.jp/soula-pie/
プレスリリースはこちら:https://corp.every.tv/news/20220623
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