先日、エブリーの開発本部としては初となる全メンバーが参加したイベント「挑戦week」が開催されました。なぜ開催したのか、どんなことをやったのか、主導した開発本部活性化委員のメンバーに話を聞きました。
國吉 凌輔 開発本部 MAMADAYS開発部 クライアントグループ スマートフォンアプリ開発の専門学校を卒業後、開発会社に入社しチケット売買アプリの運用保守やポイントカードアプリなどの開発からデザイン担当を経てエブリーに入社。2019年10月からMAMADAYSのiOSアプリ開発に従事。2023年1月から開発本部の活性化委員会リーダーとして、エンジニアのプレゼンス向上に取り組む。 |
エンジニアのプレゼンス向上を目指して活性化委員会が発足
ー今回取り組んだ「挑戦week」のお話を聞く前に、開発本部で今まで取り組んできたことを簡単にお伺いできればと思いますが、國吉さんは今開発本部内の活性化委員会メンバーですよね?
國吉:はい。活性化委員会は2年前から活動していますが、当時CTOに就任した今井さんが中心となって、エンジニアのプレゼンス向上や年齢・性別関係なく挑戦できる風土の醸成を目的に発足しました。
エブリーは、『DELISH KITCHEN』『MAMADAYS』『TIMELINE』と複数のサービス・事業を展開しているのですが、元々開発組織はサービスごとに別れていて、聞いてみたら前に開発実績があったというようなことが多々ありました。事業フェーズが同じであればそれも仕方ないと思いますが、エブリーの場合はバラバラなので同じこと繰り返してしまうことになりもったいないんですよね。
ーそういった背景からまずは開発本部が横串の組織になったんですよね。活性化委員会としては具体的にどのようなことに着手してきたのでしょうか?
國吉:まず取り掛かったのが、①カンパニー間でのナレッジ共有、②キャリア形成へのサポート・成長機会の創出、③個人のプレゼンス向上です。
具体的にはテックトークを定期開催しています。以前も開催していましたが、参加メンバーへのヒアリングも実施して、専門外の領域についても理解できるような分かりやすいコンテンツを準備したり、1回の密度を高めるような取り組みを行ってきました。おかげさまで部門間のナレッジ共有や技術理解が進み、満足度も向上してきました。
そこで、次の施策として、開発体験向上に向け動き出そうということで企画したのが今回の「挑戦week」です。
初の「挑戦week」開催へ
ーそうだったんですね!開発体験向上ということですが、なぜ「挑戦week」を行うことになったんでしょうか?
國吉:開発本部として一つ大切にしてきたことが、エンジニアリングを通じて事業成長に貢献することです。しかしながら、事業部の施策を優先して取り組んできた結果、導入したらアジリティが上がりそうなんだけど、時間の都合上検証できなかったり、後回しにしてしまっている負債が蓄積されてきていました。
そこで「挑戦week」では、一度事業部の施策から離れて時間を作り、今までやりたくてもできなかった検証や問題解消など好きなことに1週間ほど挑戦してもらうことにしたんです。とはいえ1週間、事業部の施策を止めることになるので、個人のスキルアップだけを目的にしたものなどはNGとし、今回の取り組みはあくまでも業務に貢献できる内容に限定してグループごとに取り組んでもらいました。
ーなるほど、今回は事業への還元も両立しながら負債解消に向けた挑戦を行ったんですね。具体的な取り組みについてもいくつか教えていただけますか?
國吉:はい。「挑戦week」では、月〜木まで各グループごとに別れて設定したテーマに取り組みます。この期間はリモートで集中するも良し、出社してグループで会話しながら和気あいあいとやるのも良し。最後の金曜日は全メンバーが出社して成果発表会を実施しました。
國吉:例えば、私が所属しているファミリー向け動画メディア『MAMADAYS』のクライアントグループでは、Xcode CloudでTestFlight配布やFirebaseAppDistribution配布の自動化に取り組みました。今まではローカルでFastlaneを動かし、各配布作業を行っていましたが、ブランチ内の変更やtag作成をトリガーに配布作業をXcode Cloudに移譲することができました。
國吉:他にも、LPの作成にHeadlessCMSの導入を行ったチームなどもありましたね。LP内の文言変更やキービジュアルなどの画像の差し替えにエンジニアの工数が割かれていましたが、ビジネスサイドからも管理画面上で変更できるようになり、エンジニアの工数削減と事業スピードの向上が見込めるようになりました。
改善7割、挑戦3割。事業スピード加速に向けた充実の1週間!
ー実際にやってみていかがでしたか?
國吉:すごい充実した1週間を過ごせたかなと思っています!一度、立ち止まってしっかり時間をとってベストな状態を模索できましたし、実際に課題を解消することで業務効率化に繋げることができました。全体をみても改善7割、挑戦3割といった感じで、事業に貢献する取り組みが多く見受けられ、活性化委員会としても当初の目的を達成することができたのかなと思っています。
また、実施後には満足度調査も実施しましたが、コメントでも「定例などがブロックされるので集中して開発することができた」「次は部署またぎで同じ担当範囲の人達同士で開発してみたい」などポジティブな声を多数いただくことができ、比較的満足度は高かったと感じています。
<参加者からはこんな声も!>
ー今後も「挑戦week」は続けていくんでしょうか?!
國吉:そうですね。今後の計画も引き続き、開発体験が向上するための施策をメンバー同士で練っているところです。立ち上げ当初から「バックエンドだけどクライアントにも挑戦してみたい」や「『DELISH KITCHEN』所属だけど『MAMADAYS』の施策をやってみたい」などの声はもらっていました。実施してみて、改善した方がいいところもあったと感じているので、今後に活かして今回よりも勢いのある「挑戦week」にしていきたいです!
<活性化委員会のみなさん、お疲れ様でした!>
今後、エンジニアのみなさんが取り組んだ具体的な内容についての情報発信もあるそうです。
こちらのエンジニアリングブログも要チェックです!
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