数原 隼平
コーポレート本部 ピープル&コミュニケーション部 部長
新卒で株式会社セブン銀行に入社、金融機関向けの営業を経て経営企画部門を担当。その後、株式会社セブン&アイ・ホールディングスへ出向しデジタル戦略事業等に携わる。2019年1月エブリーに入社し経営企画を担当した後、2020年7月から人事として制度設計や労務に従事。2023年8月よりピープル&コミュニケーション部 部長に就任。
岡田 なな子
コーポレート本部 ピープル&コミュニケーション部 カルチャー&コミュニケーショングループ マネージャー
新卒で株式会社エムティーアイに入社。ライフスタイル系webサイトやアプリの企画・運営に携わった後、経営企画・広報に従事。2018年9月にエブリーに広報として入社し、2021年1月マネージャー就任。現在は、広報領域に加えカルチャー構築に向けたPMV浸透や社員育成に従事。
不確実性の時代、経験値を増やし成長できる環境が求められている
ー目まぐるしく変化する社会において、企業選びも大きく変わりましたよね。
数原:そうですね。大企業に入社すれば終身雇用で将来も安泰、と考えられていた時代は終焉したと言えるかもしれないです。実際、ニュースにもなっていますが、近年大企業からスタートアップへ転職する人は、3年前に比べて7.1倍にも増えています。これは、全体の転職者数の伸びである3.8倍を大きく上回っています。要因としては、スタートアップが必要とする人材に高待遇を提示していることのみならず、若年層においては安定志向の定義が変わり、早くスキルを身に付けられるスタートアップ志望が増えていると言えます。
参考:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1216Z0S1A111C2000000/
岡田:働く人にとって、特に若い世代における安心、安定の定義が変化してきているのを感じますよね。価値観は人それぞれですが、「大手企業に入社して安定した生活を送ってほしい」と両親や周囲から言われる学生さんも多いのではないかと思います。しかしながら、成長産業はどんどん移り変わっていくもの。不確実性の高い今の時代において「若いうちに多くの経験を積み自身のスキルを高めたい」と考えるのは自然なことだと感じます。
私たちは、社会人としてのコアスキルである課題発見能力、解決能力の上にそれぞれ専門性のあるスキルを積み重ねていくことが成長につながると考えています。そのためには、事業の現場で自ら課題を見つけ解決方法を考えていくことが必要です。そうした経験を新卒1年目からできるのとできないのでは、20代後半〜30代になったときの成長速度や経験値に歴然とした差が生まれます。だからこそ、今スタートアップへの転職やファーストキャリアでスタートアップを選択する人が増えているのだと思います。
企業分析で意識したい、「会社・市場・個人」の3つの“成長”
ーなるほど。では、5年後、10年後と長期的なキャリア形成を考えた際にファーストキャリアの選択として、学生はどのようなことを意識して企業分析をしたらいいのでしょうか?
数原:ポイントは3つの“成長”です。
①会社の成長
②運営する事業の市場成長性
③カルチャーとして個人の成長環境
エブリーが今取り組んでいる「リテールメディア」の構築は、今まで技術的な問題で価値提供できなかったことが、5GやIoT・AIの進化によってようやく実現できるようになります。多くのテックカンパニーや広告代理店が乗り出していますが、まだ誰も成功事例を生み出せていないこの市場において、エブリーは5万本以上のコンテンツとオンラインメディアを強みとしながら、オフラインの領域に進出することができています。
20兆円を超える広告宣伝・販促費市場において、このような稀有なポジションを築けている企業は日本において他にないですし、オンラインメディアとリテールメディアのどちらも保有している企業は世界的に見ても珍しいと思います。
ー個人の成長環境については、エブリーはどうでしょうか?
岡田:成長環境については、言うまでもなく「圧倒的な成長」を得られると思います。先述の通り、前例のないことに取り組んでいるので、他の産業や企業と比べると、新しいことに挑戦する機会は必然的に多くなります。
社内のカルチャーとしても、意思決定のスピードが早く、年齢や年次、性別などのバックグラウンドに関わらず、事業上重要なプロジェクトを若手にもどんどん任せています。新卒1年目から裁量のある環境で意思決定を繰り返すことで、早い速度での成長が見込めます。
経営層を交えた会議に内定者インターンの頃から参加するような機会もあって、かなり早い段階から経営視点に触れられる点も、成長を後押しできていると思います。
また、「失敗から学び、次に生かす」カルチャーも強いですね。高速でPDCAを回していくことで、サービスや事業をグロースさせることに重きを置いているので、みんな挑戦することをとても大事にしています。繰り返しにはなりますが、自ら考えて課題を発見し、解決方法を導き出す「課題解決能力」は社会人としてのコアスキルです。こうした経験を入社直後から経験できるのはエブリーに新卒で入社するメリットだと思いますね。
継続的な挑戦のために、安心して取り組める環境を
ーエブリーは、キャリア・成長支援の制度面も充実していますよね。
岡田:そうですね。内定者期間から事業理解、役員や同期同士のコミュニケーション促進を目的に定期的な研修が設けられていますし、インターンなどで実際の会社の雰囲気を感じてもらうことも推奨しています。
また、入社後は上長と毎週の1on1や、「サシマネ」という直属の上長以外のマネジメント層とざっくばらんに話す機会があり、業務における心配事から中長期のキャリア観、社内のコミュニティ形成などを定期的に相談することができます。
エンジニアにおいては、「Tech Talk」などの定期的な勉強会の実施や、「挑戦week」といって、1週間各事業部の施策から離れ技術的な検証や問題解消に集中し、挑戦する取り組みを4半期に1度実施しています。
数原:エブリーは20代の若手社員が活躍していますが、30代以上でマネジメント経験が豊富なマネージャー陣も多くいますので、そのノウハウをどんどん継承していけるようにオープンでフラットな組織づくりを心がけています。
ー気軽に相談できて、フィードバックをくれるベテランの先輩がいるので、新卒社員が様々な挑戦を重ねて成長してくれていますよね。働く環境という視点ではいかがでしょうか?
数原:エブリーの男女比は、男性:女性が53.6%:46.4%(2023年9月末時点、正社員)です。また、役職における女性の占める割合は30.4%、役員においては33.3%と全国平均を大きく上回っています。
また、2023年9月末時点で、男女ともに100%の取得率となっており、性別関係なく制度を取得できる環境と雰囲気づくりができてきていると感じています。また、第1子出産を機に約5割の女性が離職するというデータ*がある中、育休からの復帰率も現在100%です。
ここまででお伝えしてきたように、バックグラウンドに関わらず役割を任せられる機会があることで、誰でも働きやすく業務にコミットできる職場環境となっていると考えています。とはいえ、まだまだバランスが良い状態とは言えないと思っていますので、更なる改善を進め誰もがフェアに活躍できる会社にしていきたいですね。
※参考:https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000614010.pdf
ー最後に、就活中の学生のみなさんへメッセージをお願いします!
数原:エブリーは「明るい変化の積み重なる暮らしを、誰にでも。」をパーパスに掲げ、生活に密着した領域で3つのメディアを運営し、さらにリテールメディアの構築を通じてパーパスの実現を目指しています。多くの領域で同時に事業を展開していますが、解決しなければならない課題はたくさんあり、その実現には、固定概念に縛られずチャレンジしていく若い力が必要です。
エブリーでは、裁量のある現場でユーザーやクライアントの課題に向き合い、サービスや事業をグロースさせる経験を積むことができます。実際に1、2年目の新卒メンバーが各事業をリードしてくれています。ぜひ私たちと一緒に人々の生活に明るい変化を与えられるような新たな価値を創造し届けていきましょう!
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