新卒2年目にして新規事業の立ち上げを経験したエンジニアに聞いた!裁量を任され、自ら意思決定を重ねる環境で実感する成長

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新卒2年目にして新規事業立ち上げを経験したエンジニアにインタビュー!
早い段階から自分の市場価値を上げたいと思い、スキルアップに繋がる会社かを重視する中でエブリーに入社。入社して2年目の今、どんな成長を実感しているのか聞きました!


鈴木 貴大
開発本部 トモニテ開発部  Software Engineerグループ

東北大学大学院情報科学研究科在学中にインターンとしてエブリーへ入社。大学卒業後、2022年に新卒でエブリーに入社し、『MAMADAYS(現 トモニテ)』のバックエンドエンジニアとして社内システム開発に従事。2023年7月からは『トモニテ』の新規事業である『トモニテ相談室』の開発を担当。


スキルアップに繋がる会社で、早い段階から自分の市場価値を上げたい

ー携わっている業務について、簡単に教えてください!

鈴木:バックエンドエンジニアとして、主にサーバーとウェブサイト、ダッシュボードの開発に携わった後、現在は『トモニテ』の新規事業である、『トモニテ相談室』の開発をしています。

ー大学時代はどんなことをしていたのでしょうか?

鈴木:私の大学は4年間分の単位を好成績で取りきれば3年で卒業できる制度があったので、それを目指して勉学に励む大学生活でした。専門としては工学部の電気情報物理工学科に所属し、電磁気学やコンピュータサイエンス、物理学を学んでいました。

PCの構造やAIの基礎部分などに触れる中で情報分野が面白いと感じるようになり、データサイエンティストとしてインターンもしていましたが、そこでは画像処理や機械学習を用いた開発をしていました。

また、大学院では量子コンピューターの研究をしていました。具体的には、量子アニーリング方式の量子コンピュータを物理実装したことで脚光を集めていたD-wave Systems社の量子コンピュータ(以降 D-Waveマシン)を用いて、ジョブショップスケジューリング問題というNP困難な組合せ最適化問題を解くアルゴリズムについての研究です。D-Waveマシンの制約上、利用出来る変数の数は古典コンピュータと比較して小さくなってしまうため、naiveにD-Waveマシンで問題を解くのではなく、既存の数理最適化研究で提案された前処理を挟むことで変数の数を削減することを試みていました。

ー会社選びの時に重視していたことを教えてください。

鈴木:早い段階から自分の市場価値を上げたいという気持ちが強く、スキルアップに繋がる会社かどうかを重視していました。大手企業も一部見ていましたが、若手から裁量を任せてくれて、チャレンジする機会が回ってきやすいという意味で、ベンチャー企業を中心に見ていましたね。ベンチャー企業と言ってもたくさんあるので、企業と接する中で最終的に選びたいと考え、積極的に接点を持つようにしていました。

ーどうしてファーストキャリアとしてエブリーを選んだのでしょうか。入社を決めた理由を教えてください。

鈴木:まずは技術力の高さです。入社の意思決定をするまでの間に先輩方とお話しする中で、これまでに僕が体験したことのないシステムアーキテクチャや、近年脚光を浴びている言語などをエブリーでは利用していると教えていただきました。またそういった新しい技術を積極的に取り入れていこうとする姿勢も伝わり、インターンや選考に参加していた複数の企業の中でも、エンジニアとして中長期的に成長していけそうな環境だと思い魅力的に映りました。

そしてただ技術力が高いだけではなく、エンジニアも他の職種の方々も、ユーザーにより良いプロダクトを提供することに集中して常に前向きにコミュニケーションを取っています。そんな様子を見て、自分も一緒に働いてみたいと思うようになりました。実際に入社して、想像していた以上に仲が良くて驚きましたね。

加えて、自社プロダクトを持つ事業会社であればベターだと思っていました。なぜならプロダクトを開発したら終わりではなく、作った後も改善を重ねられる環境の方が自分のスキルの幅を広げてくれると感じていたからです。これらの観点をもってエブリーが自分にとってベストな選択肢だと判断し、入社を決めました。










新卒2年目にして、新規事業の立ち上げを経験

ー入社してからはどんなことに携わってこられましたか?

鈴木:まずは退会済みユーザーの物理削除です。「App Store Review」のガイドラインにより、非常にセンシティブなユーザーデータを広い範囲で物理削除する必要がありました。そのため削除途中で失敗してしまった時のためのロールバック処理や処理の高速化のための並列化など、考慮すべき点がとても多かったです。

その後、『MAMADAYS(現 トモニテ)』のウェブサイトへのデータ入稿の自動化による業務効率化に携わりました。ユーザーであるメディア企画グループのメンバー視点での便利さを追求しようとすると開発者の工数感が大幅に膨らんでしまうことが分かり、どう着地させるべきか悩みながら取り組みました。課題解決できるといつも喜んでくれるので、つい全てに対応したくなってしまうのですが、全てのニーズに対応しようと頑張るだけではなく、開発リソースを見積りながら可能な限りユーザー利便を最大化するというバランス感覚が必要だと学びました。

また、2022年の『MAMADAYS総選挙』(現 『トモニテ子育て大賞』)のWebサイト作成を担当しました。『MAMADAYS総選挙』(現 『トモニテ子育て大賞』)とは、子育てに関わるすべての人に新しい商品との出会いの機会を創出するため、ユーザーによる投票で「使って良かった!」「これからも使い続けたい!」 という商品をノミネートし、その商品の中から最優秀賞、優秀賞を選出するものです。
私にとって初めてのLP制作であったことや、制作に関わるステークホルダーとの調整も担当したため苦労はありましたが、制作を通してこれまで意識出来ていなかったCSSの知識を学べたり、デザインに対する実装コストの見積もりについての肌感覚を掴むことができました。

そして直近では、2023年11月末にリリースした『トモニテ相談室』の開発に携わりました。『トモニテ相談室』は、悩みを抱える方がプロのカウンセラーに相談ができるマッチングプラットフォームです。ゼロから開発をスタートし、PdMの企画を元に工数を見積もってロードマップを引くところから関わらせてもらいました。









鈴木:1番難しかったのは、カウンセラーの勤務状況のステータス変更です。カウンセラーが勤務中で、かつ相談対応をしていない時でないと、新しい相談が受けられません。リアルタイムで状況が変わっていくので計算ロジックが複雑化してしまい大変でしたが、ユーザーにとっての使いやすさに直結するところなので、妥協せずに取り組みました。今後は競合サービスとの差別化をはかるべく、新しい機能の実装に着手していきたいと考えています。

エブリーのTech blogで『トモニテ相談室』におけるTwilioを用いた電話の仕組みを紹介していますので、ご興味ある方是非ご覧ください!https://tech.every.tv/entry/2023/12/18/000000





使用言語が4倍に!ストレッチできる環境で成長を実感

ー入社して驚いたことはありますか?

鈴木:まずは、触る範囲の幅広さに驚きました。バックエンドグループの所属だったときでも、サーバー・データベースのみならずフロントエンドからインフラまで触る機会がありました。知らないことが多いのでキャッチアップの負担はありましたが、エンジニアとしてのスキルアップ面ではとても良い経験だったと感じています。いまだに実務時間内に先輩方に聞いたり、通勤時間に本を読んだりしながらキャッチアップしていますが、入社前と入社後では自分が使う言語が4倍に増えました!

それから、ゼロからのサービス開発経験がない新卒2年目を、新規事業である『トモニテ相談室』の開発にアサインしてくれたことですね。新規事業の立ち上げは、4〜5年目くらいで携わるイメージを持っていたので、想像以上に早いうちに経験させてもらえてありがたかったです。立ち上げフェーズでしか経験できない開発もあるので、自分にとってすごく貴重な経験になったと思っています。

ーエブリーで働く面白さややりがいを感じる点はどんなところでしょうか?

鈴木:働く面白さとしては、技術選択の裁量があり、ライブラリの選定を任せてもらえていることです。決められたことをこなすのではなく、分に裁量を与えてもらって、自ら考え意思決定をしながら業務に向き合えることがモチベーションになっています。

よく「コンフォートゾーンかストレッチゾーンか」という話がありますが、エブリーは私にとって後者の環境です。先輩方のスキルも自分に求められるスキルのレベルも高いので、大変なことも多いですが周囲の方と一緒にトラブルシューティングをしていく中で知識がどんどん増えていきます。先述した新規事業に関われたこと含め、経験値が上がっていくことにやりがいを感じています。

また、エンジニアリングを通して社内の他職種の方から「鈴木さんのおかげで作業が楽になったよ」といった言葉を積極的にかけていただけることも励みになっています。

ー今後の目標を教えてください!

鈴木:『トモニテ』をエブリーの中で一番売り上げの大きいサービスにすることです!『トモニテ』は『DELISH KITCHEN』と比較すると対象となるユーザー、クライアントが限られるので、越えないといけないハードルは高いと思います。しかし、少子高齢化が進む中でも子育てを取り巻く市場は拡大していたり、子1人にかける金額が増えているとも言われる中で、『トモニテ』のサービスはまだまだ大きくなれると思うんです。「子育てを通じて、人が、社会が、ともに手をとりあう世界を実現する。」というミッションに辿り着くべく、これからも挑戦を重ねていきたいです。

ーそれでは最後に、就活生の皆さんにメッセージをお願いします!

鈴木:就活を通して、ご自身にとって大事なことを叶えられる企業と出会えることを祈っています!それを確認する方法は色々あると思うので、自分なりの方法を見つけられると良いと思います。
私の場合は、面接などで話を聞くだけだと自分の大事にしていた「スキルアップに繋がる会社かどうか」を判断しかねるところがあったので、できる限りインターンの形で会社の中に一定期間入らせてもらうようにしてました。実際に会社の中に入らせてもらうと、カルチャーを体感できるのはもちろん、どのようにコードを書いているのか、業務に対する意識も感じられ、自分のスキルを磨ける環境なのかを確認することができました。

実際に入社してみて、先述したように2年目にして新事業の開発をやらせてもらえたり、思っていた以上に成長できる環境だと感じています。若手のうちからスキルアップを目指したい方、少しでもエブリーに興味を持ってくださった方、ぜひ話を聞きに来てください!

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